指導者という仕事について
「仕事」というより「志事」のような気がするけど。
あくまで、本職後のボランティアとしての関わりだから。
U-15の指導者をはじめて7年が経過し
いろいろな人とつながって、支えられ、いまに至っている。
多くの子どもたちを育て、送り出し…
ときどき、グラウンドで再会して、成長した姿を見て、嬉しく思ったり。
たくさんの保護者の方々と思いを共有し、一緒に喜んだり、悩んだり。
時には、学校の先生と連絡を取り合って、その子の成長をサポートしてきた(つもり)。
そんなやり取りをしているうちに、私自身が
子どもたちや保護者の方々に成長させて頂いているように感じる。
育成年代の指導者=サッカーを教えればよい、ではなくて
一方的に自分のやりたいことをさせるだけでなくて
ましてや、押し付けるのはもってのほか。
いかにして、子どもたちの可能性を引き出すか。
いかにして、子どもたちに納得してもらうか。
いかにして、子どもたちの主体性を引き出せるか。
いかにして、子どもたちのハートに火をつけられるか。
いかにして、熱狂させられるか。
そんな哲学や考え方に加えて…
グラウンドの確保、練習試合の申し込み、大会の運営。
審判もして(ちゃんと資格を取って)、指導実践も学び、クラブ経営もしなくてはならない。
学校生活をチェックし、進路相談も行う。
夏休みの合宿では、数学の解き方を教えたり(笑)
そんな多忙な(?)毎日で疲労困憊になっても…
選手や保護者から、感謝の言葉を頂いたり
送別会のときに「02でサッカーできて良かった」と言ってもらえたり
卒業後に「あのころが一番良かった」と言われると
疲れも吹っとぶ。
卒業後に「メンバーに入ったよ」とか「試合を見に来て」と言われると
とても嬉しいし
教え子から「指導者になりたい」「子どもたちにサッカー教えたいです」と
言われた日には、最高にHAPPYな気分!!
いいことばかりではないけれど
他人の一生に何年間も関われているやりがいと責任感のことを思うと
指導者をやめることは、到底考えられない今日この頃です。